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GPT-3.5で生成した対話可能なデジタルなマリリン・モンロー、SXSWでデビュー

60年以上前に亡くなった人気女優、マリリン・モンローのリアルなデジタル版がSXSWでデビューした。対話者の表情や声に応じた対応をし、逸話を共有する。

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 会話するAIアバターを手掛ける米Soul Machinesは3月8日(現地時間)、60年以上前に亡くなった米国の人気女優、マリリン・モンローのリアルなデジタル版「Digital Marilyn」を発表した。同日、テキサス州オースティンで開催のSXSWで披露した。

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Digital Marilyn

 Soul Machinesはこれまでにも、ゴルファーのジャック・ニクラウスやアーティストのマーク・トゥアンなど、存命のセレブの「Digital People」を提供している。独自の生成AI「Biological AI」は「人間の神経系を模倣し、リアルな感情反応とダイナミックな会話を可能にする」という。また、Digital Peopleは、対話する相手の表情をカメラとマイクで読み取り、それに応じた対応をする。

デジタルなジャック・ニクラウス

 デジタルマリリンも、Biological AI、高度な自然言語処理、深層学習、GPT-3.5を採用。リアルイムでファンと20分間対話する。Instagramの投稿(記事末に転載)では、マリリン・モンローの特徴的なハスキーボイスで話し、笑い方もスクリーンでの彼女に似ている。会話では、自分が出演した映画についての逸話について話したりする。

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笑うDigital Marilyn

 デジタルマリリンは、マリリン・モンローの肖像権を持つ米ブランド管理企業、Authentic Brands Groupとの提携で実現した。同社はモハメド・アリやエルビス・プレスリー、デビッド・ベッカムなどの肖像権も保有している。


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