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GoogleのArea 120サービス「Keen」、3月24日に終了
Googleは、Area 120で2020年に立ち上げたサービス「Keen」をシャットダウンする。ユーザーには、それまでにデータをエクスポートするよう通知した。
米Googleは、2020年6月に立ち上げた「Keen」を3月24日にシャットダウンする。ユーザーである本稿筆者には日本時間の18日午前10時に通知が来た。
Keenは、Googleの社内インキュベータ部門「Area 120」で立ち上げられたサービス。テーマを入力すると、AIが関連するコンテンツをネット上から集めてくる仮想アイデアボードのようなもので、WebアプリとAndroidアプリがあった。
既にWebサイトは閉鎖されており、ユーザーにはKeenのデータをZIPファイルとしてエクスポートするよう通知した。24日にシャットダウンすると、すべてのユーザーデータ(投稿、いいね、フォロー、コメントを含む)は削除される。
Googleは、Keenが「レコメンデーションシステムが人々の実生活の利益にどう答えられるかについて、新たな考え方を導く」のに役立ったとしている。
Keenでは2021年12月以降、ほとんどアップデートされていなかった。また、Area 120プロジェクトは、2023年1月の大規模リストラで大幅縮小されている。
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