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「モビルスーツ」の社会実装を目指すプロジェクト進行中 “動くガンダム”開発メンバーら中心に

「ガンダムオープンイノベーション」は28日、現在進めている4つの公認プロジェクトを紹介する動画を公開した。これには「モビルスーツ」の試作機開発プロジェクトも含まれている。

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 バンダイナムコグループが2021年に立ち上げた「ガンダムオープンイノベーション」は3月28日、現在進めている4つの公認プロジェクトを紹介する動画を公開した。これにはガンダムに登場する巨大ロボット「モビルスーツ」の試作機開発プロジェクトも含まれている。


人が操縦するロボットの試作機を作る(公式動画より)

 プロジェクト名は「モビルスーツの社会実装に向けた新しい操縦ロボットのプロトタイピングプロジェクト」。モビルスーツを「人との関わりで生活を豊かにする操縦型ロボット」と定義し、平和利用を前提にプロトタイピング(試作)を実行するという。

 まずは高さ1m以下の小型の操縦型ロボットを試作し、有効性を実証。最終的には大型操縦ロボットの実用化を目指すとしている。

 プロジェクトチーム「BALL」は、乃村工藝社の川原正毅さんら横浜の“動く実物大ガンダム”を製作した企業やメンバーが中心になっている。さらにガンダムのプロジェクトらしく、「2025年、大型汎用操縦機械の通称を“MS”にすることを目指す」としている。


チーム「BALL」は“動く実物大ガンダム”を製作したメンバーが中心

小型の操縦型ロボットの試作からスタート

最終的には大型の操縦ロボット実用化を目指す

 この他、28日に紹介動画を公開したプロジェクトは3つ。宇宙で人類が暮らすための技術を検討する「TEAM SPACE LIFEプロジェクト」、人工重量発生装置など宇宙実験環境の提供を目指す「グリーンコロニー・プロジェクト」、そしてプラズマを活用して植物の成長促進や免疫向上、減農薬栽培を目指す「ビーム・サーベル〜プラズマ農業プロジェクト」がある。

 ガンダムオープンイノベーションは、バンダイナムコグループが2021年に立ち上げた共創プロジェクト。ガンダムの時代背景「宇宙世紀」を現代社会に置き換え、人口問題や環境問題の解決に向けた新しい発想や技術を募集した。採択パートナーとして、三菱重工や宇宙スタートアップのispace、東京理科大学など企業や大学も多く参加している。

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