IPA、情報セキュリティを学べる合宿開催 小学生〜大学院生対象、参加費は無料
IPAは8月12日から17日に府中市にて開催する「セキュリティ・キャンプ2024 全国大会/ネクスト/ジュニア」のエントリー受付を開始した。参加費は交通費、宿泊費を含み無料。
情報処理推進機構(IPA)は4月8日、「セキュリティ・キャンプ2024 全国大会/ネクスト/ジュニア」のエントリー受付を開始した。IPAとセキュリティ・キャンプ協議会(東京都千代田区)が主催し、8月12日から17日の6日間、東京都府中市にて開催する。エントリーは5月13日まで、応募課題の提出は5月20日まで。参加費は交通費、宿泊費を含み無料。
同イベントは情報セキュリティに関する高度な技術教育と倫理教育を目的に、審査に通過した日本国内の学校に在籍する学生や生徒、児童を対象に実施。それぞれ募集年齢やレベルの異なる「全国大会」「ネクスト」「ジュニア」の3種類で募集する。
全国大会は、セキュリティ分野に興味を持ち、将来同分野で活躍したいという意志を持つ13〜22歳の学生、生徒が対象。高度な情報セキュリティ技術やモラル、自律的な学習意識の習得機会を提供する。2004年度のスタート以来、23年度までに1000人以上のIT・情報セキュリティ人材を輩出しているという。
ネクストは、全国大会よりさらに高度な教育のための特別プログラム。13〜25歳の生徒、学生が対象で、全国大会の過去の修了生も参加できる。
ジュニアは、少人数クラスで情報セキュリティに関する技術教育を行うためのプログラムで、小中学生が対象。ネットワークに関する講義に加えて、ネットワークに関するセキュリティや、効率的に開発するための基礎知識について学ぶことができる。
参加にはエントリーと応募課題の提出が必要となる。前年の応募倍率はおよそ5〜6倍だった。前回参加者からは「楽しんで学ぶことの大切さを学んだ。同志を見つけられてやる気が向上した」「さまざまな分野で活躍している人々と交流することで自分の世界が広がった」などの声が寄せられているという。
IPAはX(旧Twitter)にて「業界トップのホワイトハッカーやプログラマーから最新の技術や倫理を学べる機会です。まだ技術に自信のないという皆さんも強い興味があれば成長できるチャンスがあります。ぜひご参加ください!」と発信している。
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