動画共有・レビューツールの「Frame.io」がアップデート バージョン4(β版)に
米Adobeは、動画共有・レビューツール「Frame.io」の新バージョン「Frame.io Version 4」(β版)を公開した。3年の開発期間を経てリリースされたもので、ユーザーインタフェースなども含めて手が加えられている。
米Adobeは4月10日、動画共有・レビューツール「Frame.io」の新バージョン「Frame.io Version 4」(β版)を公開した。3年の開発期間を経てリリースされたもので、ユーザーインタフェースなども含めて手が加えられている。
Frame.ioは、撮影した動画を格納・共有できる他、編集者やプロデューサー、クライアントなど複数の関係者がオンライン上でレビューできるようにする、チームコラボレーションツールだ。同社によると、映像ポストプロダクションだけでなく、写真、デザイン、SNS投稿、ライブイベント、スポーツ、eコマースなどの分野でも活用されているという。
Webアプリ、iPhone/iPad版のユーザーインタフェースを再設計し、アスペクト比の調整からアセットカード比率の編集、どのメタデータフィールド重要かなど、Frame.ioでのメディアの表示方法をカスタマイズできるという。新しいiPhone/iPadアプリにより、コレクションの全機能と、すべての設定とブランドに沿ったコントロールを備えた完全な共有エクスペリエンスを利用できるという。
アセットグリッドも再構築し、何百万のファイル、フォルダ、バージョンスタックの読み込みを高速化した他、アップロードをWeb Workerスレッドに移行することで、一括アップロード中も並行作業ができるようになった。
また、メタデータの活用とカスタマイズ化に対応。フォルダ構造に頼るのではなく、ユーザーそれぞれの仕事の進め方に基づいてメディアを整理・表示できる。例えば、期日を追加したり、人にタスクを割り当てたり。キャスティングの場合は、俳優名、役柄、評価、エージェントの連絡先を追加できます。SNSでの投稿では、プラットフォームごとにアセットにタグ付けが可能だ。
こうしたアップデートを生かす「コレクション」機能を追加。任意のメタデータを使用してメディアを動的に選択し、フィルタリング、グループ化、ソートが可能。アセットを複製することなく、ユーザー自身だけに見える組み合わせでファイルを整理できるため、ストレージスペースを節約できるとしている。
その他、共有フローの改善として新しい共有ビルダーを搭載した他、アカウント管理機能が拡張され、プロジェクト・権限・セキュリティ管理が柔軟に行えるようになった。
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