「今更メール訓練? と思うかもしれないが……」──HENNGEは4月18日の新製品発表会で、こんな文句を切り口に、標的型攻撃メール訓練サービス「Tadrill」(タドリル)」を発表した。同社のセキュリティソリューション「HENNGE One」内の機能として、今夏に提供を開始する。
Tadrillは訓練用メールの配信機能「training」と、メールを受け取った従業員からの報告機能「alert」からなる。trainingでは回数制限なしで訓練メールを発信可能。alertではその報告や、管理者による結果の集計が可能。従業員による各種計測を簡便にしながら訓練を実施することで、標的型攻撃メールへの警戒意識を定着させるという。
HENNGEは新サービス提供の背景について、既存サービスは訓練そのものや効果測定が簡便でないものが多く、結果危機感を抱く機会が限られてしまい、警戒意識が定着しない課題があると説明。
同様の問題を解決したサービスをリリースし、標的型攻撃メール経由のランサムウェア感染などに警戒する組織の利用につなげるという。既存のメールセキュリティサービスなどとの連携機能も備え、後日詳細を発表する。
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