さくらのクラウドで「Red Hat Enterprise Linux Server」提供開始、月額約1万4000円
さくらインターネットは、さくらのクラウドで「Red Hat Enterprise Linux Server」の提供を開始すると発表しました。また、同社にて技術的な問い合わせを受け付けることも可能としました。
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「さくらインターネット、さくらのクラウドで「Red Hat Enterprise Linux Server」提供開始、月額約1万4000円。サポート窓口も対応」(2024年4月19日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
さくらインターネットは、さくらのクラウドで「Red Hat Enterprise Linux Server」の提供を開始すると発表しました。また、同社にて技術的な問い合わせを受け付けることも可能としました。
さくらのクラウドで「Red Hat Enterprise Linux Server」提供開始
「Red Hat Enterprise Linux Server」はRed Hatが有償ライセンスで提供しているエンタープライズ向けのLinuxOSです。
さくらのクラウドでは、Red Hat Enterprise Linux Server 8および9を月額14,014円(税込み)のライセンス料金で提供。ディスクにインストールされている状態で料金が発生するため、サーバを起動していなくても料金が発生するとしています。
利用可能となるのは、さくらのクラウドの東京第2ゾーンで、下記のスペックのコア専有プランとなります。
- 2コア4GB
- 4コア8GB/16GB
- 6コア32GB
- 8コア16GB/32GB
同社がRed Hat Enterprise Linux Serverを提供するのは、「ガバメントクラウド整備のためのクラウドサービス」の技術要件の1つであることが理由と説明されています。さくらのクラウドは、2023年度にデジタル庁が募集した「ガバメントクラウド」に、2025年度末までに技術要件をすべて満たすことを前提とした条件付きの認定を受けていました。
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