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「カメ止め」の監督が作ったショート動画「みらいの婚活」が面白いと話題に IT関係者も絶賛する理由とは?

映画「カメラを止めるな!」などで知られる上田慎一郎監督が公開したショートフィルム「みらいの婚活」が、IT業界や医療福祉関係者の間で話題になっている。

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 映画「カメラを止めるな!」などで知られる上田慎一郎監督が公開したショートフィルム「みらいの婚活」が、IT業界や医療福祉関係者の間で話題になっている。実業家の堀江貴文さんも「めちゃくちゃいい!」と絶賛する、その内容とは?


「みらいの婚活」第1話がTikTokで500万再生超え(上田監督のポストより)© PICORE Co., Ltd.

 みらいの婚活は、3話を合わせても約5分半というショートフィルムだ。スマートフォンに合わせた縦型画面で、字幕も表示できるため、移動中や休憩時間にも見られる。

 公開から4日間で、TikTokでは第1話が500万回再生を超え、Xでは1500万回表示を記録した(いずれも4月23日時点)。上田監督は「長いTwitter(X)人生の中でも一番拡がってる…うれしい」と喜びを隠さない。


映画「カメラを止めるな!」公開時の上田慎一郎監督。当時からSNSの口コミを駆使していた(2018年の記事より)

未来の婚活パーティは便利だけど何か変?

 物語の舞台は、近未来の婚活パーティー。相手を見ながらメガネをタッチすると、AIが希望条件に対するマッチ率や相手の情報を教えてくれる、便利な世の中になっていた。


「中卒……年収400万…」 数字だけで相手を判断する風潮にも一石を投じる内容(TikTokより)

 ある障がいのために積極的になれずにいる主人公(みらい)は、会話もできずに会場をウロウロ……。すると、メガネをかけた男性が声をかけてきた。AIが表示したマッチ率はわずか26%。中卒で、年収400万円のフリーランスエンジニアだという。

 戸惑いつつも自分に障がいがあることを話す、みらい。すると男性はメガネをタッチして情報を確認し、「これからの時代、もうそれは障がいじゃなくなりますよ」と言った──。

 マッチングアプリや生成AI、VR、ロボティクスといった今ある技術を元に、それぞれの抱える課題をシニカルに織り込みつつ、示唆と希望に富んだ近未来を描き出す。ドラマとしての展開も秀逸で、つい2話、3話と続けて見たくなる。

 視聴者からの反響も大きかったようだ。みらいを演じた俳優の清瀬やえこさん(@yaccorosso)は、「IT系や医療福祉系の方々からの心強い発言に、未来ははよりよく変わる!と手を取り合っているような気持ちです。現状に失望悲観する日があるかもしれないけど、変えたいと想う誰かは沢山いる!」とXに投稿した。

 上田監督も「物語には未来を変える力がある。そう信じて創りました。沢山の人に届け!!」と力強く語っている。

 見たくなった方は、以下のリンクからぜひ。

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