トヨタ、中国向けEV2車種を初公開 BYDとトヨタの合弁企業なども開発に参加
トヨタは世界有数の自動車展示会「北京国際モーターショー」でバッテリーEVの新型車2モデルを世界初公開した。Z世代向けとファミリー向けのBEVで、今後1年以内に中国での発売を予定している。
トヨタは4月25日、中国北京で開かれた「北京国際モーターショー」に出展し、バッテリーEVの新型車2モデルを世界初公開した。Z世代向けとファミリー向けのBEVで、今後1年以内に中国での発売を予定している。
トヨタが発表したバッテリーEV(BEV)の新型車は「bZ3C」と「bZ3X」の2モデル。どちらも最新の運転支援システム、スマートコックピットを搭載している。
bZ3Cは、Z世代などの若い世代がターゲットのクロスオーバーBEVで、パーソナルな空間が楽しめる機能を追求したという。トヨタ、中国 BYD TOYOTA EV TECHNOLOGY カンパニー(BTET)、中国 一汽トヨタ自動車、中国 トヨタ知能電動車研究開発センター(IEM by TOYOTA)の4社が共同開発した。
bZ3Xはファミリー向けSUVタイプのBEVで、「COZY HOME」をコンセプトに大空間で快適な居住性を実現したという。トヨタ、広州汽車集団(中国)、広汽トヨタ自動車(中国)、IEM by TOYOTAの4社が共同開発した。
bZ3Cを共同開発したBTETは、トヨタとEV大手の中国BYDが2020年に設立した合弁会社。BYDのEV市場での競争力・開発力、トヨタの品質・安全という強みを融合し、共同で電気自動車の研究開発を進めている。2022年に発表した「bZ3」は、トヨタ、BTET、一汽トヨタで共同開発している。
両モデルは23年の「上海国際モーターショー」でコンセプトカーを公開し、量産化に向けてアップグレードを行ったモデルで、今後1年以内に中国での発売を予定している。
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