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リコー「GR III」特別仕様モデルは何が変わった? HDFフィルターの写りを検証荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/7 ページ)

リコーからGR IIIの特別仕様モデルが発売された。HDFフィルターを内蔵した「GR III HDF」と「GR IIIx HDF」である。

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夜のモノクロスナップ。該当が丸く光っているのがHDFならでは(GR IIIx HDF 1/25秒 F2.8 ISO6400)

 昼間でもいい感じのハイライト部分があればそこがほわっとなる。

 こちらはGR IIIx HDFのマクロモードで撮ってみた、たんぽぽの種。


たんぽぽの種をマクロモードにしてぐっと寄って撮影(GR IIIx HDF 1/250秒 F2.8 ISO200)

 これ、HDFオフの写真と比べてみると、HDFオフだとディテールまでシャープなのに対し、オンの方はちょっとほわっとしてる。


たんぽぽの種をじっくり見比べると、HDFオンの方が描写が柔らかい

小さくて高画質なスナップカメラとしては最高に優秀なのだった


APS-Cサイズセンサーを搭載しながらポケットに入るコンパクトさがいい

 ここから先は、(HDFをオンにして撮ったものばかりではあるが)普通にスナップをいろいろと撮ってみたい。


GR III HDFで撮影中。EVF未搭載のシンプルな背面だ

 このシリーズは、初代GR Digitalから基本デザインが変わってないのが特徴で、イマドキのカメラながらEVFも未搭載だ。老眼の人にはつらい(老眼化が進んでる個人の感想です)……んだけれども、ディテールを画面で見ながら設定を追い込んで撮るというよりは、だいたいの構図でパッと撮るのが楽しいカメラだから、老眼でもまあいいんじゃないかという気もする。

 特にそう思わせるのが「フルプレススナップ」の搭載。

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