「Xiaomi 14 Ultra」の撮影が楽しいのはストレスがないから(2/3 ページ)
シャオミ・ジャパンが発表した新型スマートフォン「Xiaomi 14 Ultra」。発表会で体験して、「これはまたすごいのがきたぞ!」と思ったので、カメラに絞ってレビューしていきたいと思います。
撮影が楽しいのはストレスがないから
Xiaomi 14 Ultraでの撮影はとにかく楽しいです。なぜ楽しいのでしょう。それは、とにかく撮影シーンによるストレスがないから。こんなに撮影しやすいスマホは今までなかったと言い切れるレベルです。
写真というのは、ハードウェアとしてのカメラの性能とそのときの光の加減に左右されます。そのため、ちょっと書き出してみても、これだけの「写真が撮りにくいシーン」があります。
1)もっとワイドが欲しい
2)もっとズームしたい
3)暗くて撮れない
4)食べ物がおいしそうに撮れない
5)撮りたい人にピントが合わない
こういう問題があるから、デジカメというのは進化をし続けてきたわけです。ところがXiaomi 14 Ultraでは、さすがにF1マシンをあっさり撮影できるということはないとは思いますが、日常生活で上に書き出したようなシーンで撮れないということがまずありません。そしてこれまでのスマホと比較すると、一段階上の画質の写真を仕上げてくれるのです。
1)超広角撮影が可能
生活の記録ということだけを考えても、できるだけ広く撮影したいというニーズはあります。でも、室内などどうしても後ろに下がれない時はあります。Xiaomi 14 Ultraは画角122度の超広角レンズ(図中ではライカ12mm超広角)を搭載しています。
2)3.2倍と5倍で撮影可能
写真を撮っているとどうしても被写体に近づけないときもあります。もちろん薄さが求められるスマホでは長いレンズなんて使えないので、レンズを切り替えることでこれを実現しています。5倍(図中ではライカ120mmベリスコープ)まであれば、もう一歩前に出たいというシチュエーションでも対応できるでしょう。
3)暗部撮影に強い
メインカメラ(図中ではライカ23mmメインカメラ)にソニー製の1インチセンサー「LYT-900」を採用したこともあり、少ない光量での撮影が可能になっています。ナイトモードも用意されていますが、ナイトモードをわざわざ使うことなく、街の夜景レベルであれば、普通のモードで十分に撮影可能です。
4)望遠マクロでのシズル感がすばらしい
主に食べ物の写真を撮るときなど、スマホを被写体に近づけると、スマホや撮影者の影が入ってしまったりします。そんなときにも望遠マクロが使えるので、影の入らない離れた距離(30cm)からの接写が可能になります。ソーセージの表面に残った水滴まで撮影できました。
5)AFが優秀
瞳AFのおかげで人の目を外しません。ただ、生活の中で撮影をしていると、人だけが立っているなんてことはありません。背景に何かあり、手前にも何かあったりします。そんな時、Xiaomi 14 Ultraは、人を優先してAFで合焦しつつ、人の写真では大事になる目に自動でぴったりピントを合わせてくれました。
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