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OpenAI、大学向け「ChatGPT Edu」を“手頃な価格で”提供開始
OpenAIは、大学などの教育機関向けの「ChatGPT Edu」を発表した。企業向けの有料版よりも手頃な価格で、「GPT-4o」などの最新機能を利用できる。非営利団体向け「ChatGPT Nonprofits」も発表した。
米OpenAIは5月30日(現地時間)、大学などの教育機関向けのAIチャットbot「ChatGPT Edu」を発表した。「大学が学生、教員、研究者、キャンパス運営に責任を持ってAIを導入できるように構築された」「手頃な価格」のサービスだ。
13日に発表した新モデル「GPT-4o」も利用可能だ。同社は前日、無料版のChatGPTでもGPT-4oを利用できるようにしたと発表したが、ChatGPT Eduでは無料バージョンよりメッセージ制限の上限が大幅に高く、また、大学が独自のデータでトレーニングした「GPT」を構築して大学内で共有できる。さらに、ChatGPT Eduとの会話とデータはOpenAIのモデルのトレーニングには使わないとしている。
OpenAIは、オックスフォード大学やペンシルベニア大学でのChatGPT活用状況をみてChatGPT Eduの提供を思い立ったとしている。
価格などの詳細については専用フォームからのコンタクトが必要だ。
同社はまた、非営利団体向けの「OpenAI for Nonprofits」も発表した。こちらは「ChatGPT Team」を1人当たり月額20ドルの割引料金で利用できるというものだ(一般向けは月額25ドル)。大規模な非営利団体の場合は、「ChatGPT Enterprise」を50%割引で利用できる。
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