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森永製菓、職員など4882件の情報漏えいの可能性 社内システムのIDやハッシュ化パスワードなど
森永製菓、同社のサーバ機器が外部からの不正アクセスを受け、同社とグループ会社の役職員などの4882件の個人情報が外部へ流出したおそれがあると発表した。
森永製菓は6月18日、同社のサーバ機器が外部からの不正アクセスを受け、同社とグループ会社の役職員などの4882件の個人情報が外部へ流出したおそれがあると発表した。
氏名や社内システムのログインID、ハッシュ化したパスワードが含まれていたという。
侵入経路は特定・遮断しており、不正使用などの二次被害は確認していないとしている。
漏えいしたおそれがあるのは、同社とグループ会社の役職員、委託業務従事者の個人情報(退職者、元従業者の一部も含む)4882件。
氏名と会社名、部署名などの所属、社用メールアドレス(@morinaga.co.jp/@morinaga.com)、社内システムのログインID、ハッシュ化したパスワードが含まれていた。
4月9日にサーバーで不審な動作を認知して判明した。現在、外部の専門機関による調査を進めており、個人情報が流出した明確な証拠は見つかっていないが、「漏えいの可能性を完全に否定することが困難」なため、対象者に郵送やメールで個別連絡する。
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