Anthropicの新機能「Artifacts」 会話しながら成果物を改良するワークスペース
Anthropicは、生成AI「Claude 3.5 Sonnet」で使える新機能「Artifacts」をプレビュー版としてリリースした。Claudeとの会話を通して生成するコンテンツを画面上で確認しながら改善していける。
米Anthorpicは6月20日(現地時間)、生成AIの新モデル「Claude 3.5 Sonnet」の発表に合わせ、このモデルで実験的に使える新機能「Artifacts」も発表した。
Artifactsは、Claudeとの会話の中で作成、参照できるコンテンツの一種。以下のような特徴を持つコンテンツについてClaudeに相談すると、画面右側にワークスペースが表示され、会話でのリクエストがそのままワークスペース内の成果物に反映されていく。
- 15行以上あるコンテンツ
- ユーザーが修正や反復、所有権を持つ可能性が高いもの
- 会話の文脈なしで理解できる自己完結型のコンテンツ
- 会話外での使用を意図したコンテンツ(例:レポート、メール、プレゼンテーション)
- 複数回参照または再利用される可能性が高いもの
Artifactsは、コードスニペット、文書、SVG画像、図表、Reactコンポーネントなど、多様な種類のコンテンツに対応する。
ワークスペース内の成果物が完成したと判断したら、そのまま右下のダウンロードアイコンをクリックすることでダウンロードできる。
以下は、Claude 3.5 Sonnetに関する記事のファイルをアップロードし、改良するよう依頼した画面だ。
Artifactsはまだプレビュー段階だ。利用するには、Feature PreviewでArtifactsを有効にする必要がある。
Claude 3.5 SonnetにArtifactsという名称を付けた理由を尋ねたところ、「一般的な意味から推測すると」「ソフトウェア開発の文脈では、"artifact"は開発プロセスで生成される様々な成果物(コード、ドキュメント、図表など)を指すことがあります。この機能が同様に多様な種類の成果物を生成・管理することを意図しているかもしれません」という回答だった。
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