36人が犠牲となった2019年の京都アニメーション第1スタジオ放火事件から、まもなく5年。京都アニメーションは7月5日、京都府宇治市内の公園に設置する「志を繋ぐ碑」を14日に公開すると発表した。
碑を設置するのは、宇治市立「お茶と宇治のまち歴史公園」。公開は14日の午後2時以降になるという。その前は、宇治市への寄贈に関連して設置報告会を予定しているため、関係者以外は碑の周辺に近づけない。
連休中ということもあり、公開後は周辺の混雑も予想される。京アニは、公園を訪れる人に向け、他の利用者に迷惑を掛けないように配慮してほしいと呼び掛けている。また第1スタジオ跡地への訪問は「引き続きお控えください」。
志を繋ぐ碑は、京アニ社員や遺族、宇治市観光協会などでつくる「志を繋ぐ会」が設置を目指し、宇治市などと協議を進めてきた。「事件と事件で遭難したスタッフ、世界中からお寄せいただいた祈りと支援、すべてへの感謝と願いを長く記憶に留める象徴」という。
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