フィギュアの世界観を“手元”で再現、Cerevoからハイテク撮影ブース 10周年記念「ドミネーター」再販も
Cerevoは7月23日、スマートフィギュア撮影ブース「ESTELLAS」を発表した。19インチの液晶ディスプレイと、電動絞り機構を備えたLEDバーで構成され、さまざまなシーンでフィギュアを撮影できるとしている。
Cerevoは7月23日、スマートフィギュア撮影ブース「ESTELLAS」を発表した。19インチの液晶ディスプレイと、電動絞り機構を備えたLEDバーで構成され、さまざまなシーンでフィギュアを撮影できるとしている。
あわせて、アニメ作品「PSYCHO-PASS」の10周年を記念したスマートトイ「DOMINATOR - 10TH ANNIVERSARY EDITION」の第2次販売を発表。新作として「ペルソナ3 リロード」に登場する「S.E.E.S.制式召喚器」についても、1分の1スケールで再現。現在監修中として開発を進めているという。
フィギュアが映える「ESTELLAS」
ESTELLASは、ディスプレイとLEDライトバーで、フィギュアの持つ世界観を再現できる小型撮影ブース。19インチ(1280×1024ピクセル)のディスプレイは、専用のスマートフォンアプリから転送した写真・動画を再生できる。
LEDライトバーは、ディスプレイに表示されている内容に合わせて色味を自動で調整可能。もちろん任意の色を1677万色から選ぶこともできる。また、パネルを電動で開閉する機構が備えられており、オープン時は全体的に、クローズ時はピンポイントかつシャープにフィギュアを照らすことができるという。
写真や背景画を表示させてフィギュアの世界観を再現するだけでなく、例えばエフェクト動画とそれに連動したLEDライトにより、躍動感のあるシーンを表現することもできるという。転送すれば単体で稼働できるため、フィギュアの什器としても使用可能だ。
価格や発売日はまだ決まってないが、スタッフによると「5万円を切れるよう頑張りたい」とのこと。複数枚のディスプレイを組み合わせるなどの拡張性は予定していないとのことだが、LEDライトバーについては本数を増やすなどの検討は可能という。
ヒビノ×Cerevoで新スマートトイを企画中
Cerevoは現在、プロ用映像機器、音響機器の輸入販売から、映像音響のシステム設計、インテグレーションなどを手掛けるヒビノの子会社となっているが、その親会社のヒビノとCerevoで新たなスマートトイの企画が進行中という。ヒビノ主体で商品化を進めているもので、Cerevoは技術面でバックアップするという。
概要は世界コスプレサミット2024で発表予定としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
自動変形する実物大「ドミネーター」、Cerevoが復刻 アニメ「サイコパス」放送10周年で
Cerevoは8日、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場する特殊拳銃を実物大で再現した「ドミネーター」を復刻すると発表した。価格は14万8500円。
パナソニック、シフトール全株式を譲渡 クリーク・アンド・リバー社に
パナソニック ホールディングスは31日、VRヘッドセットなどの開発を手掛ける子会社・Shiftallの全株式をクリーク・アンド・リバー社に譲渡すると発表した。
Cerevo、家電ベンチャーUPQを吸収合併 UPQブランドは終了へ
CerevoがUPQを2021年1月1日付で吸収合併する。企業としてのUPQは消滅し、在庫の販売を終えた時点で家電ブランド「UPQ」も終了する。
“同人ハード”が「CES」で賞を取るまで メタバース住人が愛用する「HaritoraX」誕生の軌跡
同人発のハードウェアが大ヒット。商業製品として量産化し、世界的な展示会で受賞して海外展開へ――絵に描いたような夢物語だが、VR用モーショントラッキングデバイス「HaritoraX」が叶えた実話だ。
VRヘッドセットを作っている“中の人”は、「Apple Vision Pro」をどう見た?
Appleが6月5日二発表した「Apple Vision Pro」について、VRヘッドセット「MeganeX」など、VR向けハードウェア製品の開発・販売を手掛ける、Shiftall代表取締役CEOの岩佐琢磨氏から見た視点をコラムとしてお届けする。









