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修復歴あるのに「修復歴なし」は景表法違反 旧ビッグモーターに消費者庁が措置命令

消費者庁は24日、旧ビッグモーターの事業を引き継いだWECARSに措置命令を行った。22年から23年にかけて販売した30台の中古車で、修復歴があるのに「修復歴なし」と表示していた。

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 中古車販売大手の旧ビッグモーターが、車体の骨格部分(フレーム)まで損傷がある中古車を「修復歴なし」と表示・販売していたとして、消費者庁は7月24日、同社の事業を引き継いだWECARS(東京都千代田区)に対して措置命令を行った。景品表示法違反(優良誤認)に当たるとしている。


修復歴があるのに「修復歴なし」と表記されて売られていた車両の例(出典:消費者庁)

 問題の中古車は、2022年から23年にかけて販売された30台。ビッグモーターのWebサイトや、中古車情報サイトに写真付きで情報を掲載し、販売していた。

 消費者庁はこうした表示について、「一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すもの」と指摘。今後は同様の表示を行わないことに加え、消費者への周知や再発防止策を講じることを命じている。


30台の内訳(出典:消費者庁)

ビッグモーターのWebサイトや、中古車情報サイトに写真付きで情報を掲載して販売していた(出典:消費者庁)

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