速報
Meta、「Llama 3.1」ベースの「AI Studio」を米国で開始
Metaは、最新LLM「Llama 3.1」採用のクリエイター向けツール「AI Studio」を米国で展開開始した。AIでキャラクターを設定したAI botを作成し、InstagramのDMなどで使える。
米Metaは7月29日(現地時間)、最新版LLMの「Llama 3.1」ベースのクリエイター向けツール「AI Studio」の米国での展開を開始したと発表した。このツールで、誰でも独自のAI botを作成できるとしている。
AI Studioは、Metaが昨年の年次イベント「Meta Connect」で発表したAIツール。
Metaが提示するテンプレートを使うか、独自の方法でキャラクターのプロフィールを作成すると、そのキャラクターをInstagramのDMで使うことができる。
設定したキャラクターに基づいて、例えば料理のレシピを教えたり、一緒にゲームをプレイしたりするbotになる。
また、多数のDMに応対しなければならないセレブなどのために、自分の代わりにファンなどに応対するAI botを構築できるようにした。こうしたbotは、ファンからのよくある質問などに応対する。
米国以外でのAI Studioの展開については、まだ公表されていない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Meta、無料で商用可の「Llama 3.1」リリース 「世界最大かつ最も高性能なオープンモデル」
Metaは、“オープンソースの”LLMの最新版「Llama 3.1」を発表した。最大モデルは4050億(405B)のパラメータを持ち、米NVIDIAの1万6000個以上の「H100」でトレーニングした。AWSなどの環境で実行するために掛かるコストは、GPT-4oの約半分という。
Meta決算、広告復調で増収大幅増益 「2024年はAIとメタバースを最優先」とザッカーバーグCEO
Metaの7〜9月期決算は、売上高は23%増、純利益は164%増と好調だった。主力の広告の復調と大規模なコスト削減が奏功した。
MetaのAI会話アシスタント「Meta AI」は「Quest 3」でも話せる セレブ版もあり
Metaはイベント「Meta Connect」で、メッセンジャー、Instagram、WhatsAppで利用できるAIチャットbot「Meta AI」を発表した。同日発表の「Quest 3」と「Rayban Metaスマートグラス」にも搭載する。パリス・ヒルトンなどが演じるキャラクター版も登場予定。
InstagramとMessengerのビデオ通話、Metaアバターに代理させる機能
Metaは、InstagramとMessengerのビデオ通話でMetaアバターに実際の自分の代行をさせる機能を追加した。アバターをセルフィーから生成する機能をテスト中であることも発表した。


