OpenAI、カーネギーメロン大のコルター教授を取締役に 安全・セキュリティ委員会にも参加へ

OpenAIは、9人目の取締役としてカーネギーメロン大学機械学習学部長のジコ・コルター教授を迎えたと発表した。コルター教授は同社の「安全およびセキュリティ委員会」にも参加する。

[ITmedia]

　米OpenAIは8月8日（現地時間）、取締役としてカーネギーメロン大学（CMU）機械学習学部長のジコ・コルター教授を迎えると発表した。同氏はサム・アルトマンCEOが統括する安全およびセキュリティ委員会にも参加する。

　安全およびセキュリティ委員会は、AGI開発を含む同社のプロジェクトと運営に関する安全とセキュリティの決定について、理事会全体に勧告する責任を担う組織。イリヤ・サツケバー氏とヤン・ライケ氏の退社によって消滅したSuperalignmentチームの役割を継承するものだ。

　コルター氏はXに「AIの安全性と堅牢性に関する私の見解と専門知識を共有し、OpenAIで行われている素晴らしい研究を導く手助けをすることを楽しみにしている」とポストした。

ジコ・コルター教授（画像：CMU）

　OpenAIは、コルター氏は主にAIの安全性に関する研究に注力しているため、OpenAIの「ガバナンスにとってかけがえのない技術ディレクター」だとしている。

　これでOpenAIの取締役はブレット・テイラー氏、サム・アルトマン氏、アダム・ダンジェロ氏、スー・デスモンド・ヘルマン氏、ポール・ナカソネ氏、ニコール・セリグマン氏、フィジ・シモ氏、ラリー・サマーズ氏、ジコ・コルター氏の9人になった。