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SBI、PFNに100億円出資へ 次世代AI半導体の研究開発を加速
SBIホールディングスが、AIスタートアップ・Preferred Networks(PFN)と、次世代AI半導体の開発・製品化に向けた資本業務提携を結んだと発表した。
SBIホールディングスは8月27日、AIスタートアップ・Preferred Networks(PFN)と、次世代AI半導体の開発・製品化に向けた資本業務提携を結んだと発表した。9月末をめどに最大100億円を出資。PFNが手掛ける次世代AI半導体の製品化に向けた研究や開発に協力する他、製造の後工程でも連携するという。
「SBIグループは、PFNの次世代AI半導体の製造を行うことで、製造業におけるグループの認知度向上や、(半導体工場の予定地を確保している)宮城県における高い経済効果の創出を期待している」(SBIホールディングス)という。業務提携については、今後双方の同意があった場合、範囲を拡大する可能性もあるとした。
SBIホールディングスは2023年、台湾の半導体製造メーカー「Powerchip Semiconductor Manufacturing Corporation」(PSMC)と、日本での半導体工場設立に向けた準備会社を設立。宮城県黒川郡大衡村の第二仙台北部中核工業団地を半導体工場の設立地に選んでいる。
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