一橋大学は8月28日、「ソーシャル・データサイエンス研究科」の博士後期課程の設置が文部科学省により認められたと発表した。2025年4月に設置する。
同科の学士課程・博士前期(修士)課程は既に設置済み。後期課程では、産学官の連携を通じ、高度な研究開発人材を養成するとしている。
社会科学とデータサイエンスが融合した「ソーシャル・データサイエンス」の教育研究を推進する学部・学科。
同大学の72年ぶりの新学部/研究科として、2023年4月に学士と博士前期課程が設置されており、博士課程は2年遅れての設置になった。
博士後期課程では、「大学や研究機関での最先端の研究・教育をけん引するとともに、民間企業や公的セクターで最先端の知見を創出し社会実装を行えるより高度な能力を備えた人材を養成する」としている。
入学者選抜については公式サイトで9月以降に公開する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
次の“改訂”は6年後 「子どもにAIを学ばせたい」に、日本の学校教育は追随できるのか
子どもにAIを使わせるとはいっても、その目的がAI活用スキルを研いて使いこなせるようにすることと、ドリルのような学習ツールとして使っていくのとでは、実施方法も違うし得られるものがだいぶ違う。この2つのアプローチの違いは、今後AIと教育を語る上で欠かせない区別となっていくだろう。
不足する「AI人材」 社会は変わる、学生はどうする?
AWSが、AIスキルの人材育成に対して新たなプログラムを発表した。同社は技術への投資はもちろん、人材育成として社会人への教育プログラムにも力を入れてきたが、それは当然これまでのAWSのビジネスに直結するクラウドスキルに関するものが多かった。その教育プログラムに、AIを学べるものが加わった格好だ。
総務省、データサイエンス入門の無料オンライン講座を開催 「統計学の基礎」など解説
総務省統計局はオンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」の受講者募集を開始した。データサイエンスに携わる専門家が講師を務める。受講の前提条件はなく、誰でも無料で受講できる。
