ニュース
ZOZOTOWN、違反レビュー発見に生成AI導入 業務時間7割削減
ZOZOは、ZOZOTOWNに投稿されたユーザーレビューのガイドライン違反の検出に生成AIを利用している。
ZOZOは8月30日、生成AIを使った独自ツール「アイテムレビューパトロール」を自社開発し、4月から、ZOZOTOWNに投稿されたユーザーレビューのガイドライン違反の検出に利用していると発表した。
4カ月間運用した結果、担当者のガイドライン違反チェックにかける業務時間が67.7%削減でき、チェック件数も68.5%減らせたという。
ZOZOTOWNのレビューガイドラインでは、配送や、商品不良に関する内容をレビューを対象外と規定しており、担当者が目視でチェックしていた。
新ツールはLLMを活用。LLMの不確実性に対応すべく、AIが検出したレビューを担当者が目視で確認することを想定して開発した。
ツールの導入により、ガイドライン違反の可能性が高いと判断されたレビューのみをチェックすればよくなり、生産性が向上したという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
生成AIで月10万時間を創出 GMOが業務で活用しているAIツールTOP10とは?
GMOは従業員を対象に実施した生成AI活用調査結果を発表した。同社は生成AIの活用により、663人月に相当する約10万6000時間/月の業務時間を創出したと算出している。
TOPPAN、生成AI活用でシステム開発期間を最大70%短縮
OPPANホールディングスは、社内システムのプログラム開発業務に特化したLLMを開発し、プログラムの要約やコード作成などに導入したところ、業務時間が最大約70%短縮したと発表した。
生成AIで電話応対を効率化 最大54%の時間削減に成功 ELYZAとJR西日本のコンタクトセンターの事例
AIベンチャーのELYZAは、JR西日本のコンタクトセンターと共同で、言語生成AIを使って一部業務の効率化に成功したと発表した。月間で約7万件の電話問い合わせの応対記録を全てテキスト化しているが、AI導入したところ、対応時間を18〜54%削減できたという。
「生成AIは使う人によって効果が激変」「利点と欠点の考慮が必要」 ビジネス活用の今と未来 第一人者が語る
生成AIは使う人によって効果が激変するため、利点と欠点の考慮が必要――と語るのは、強化学習や生成AIが専門の今井翔太氏(元・東京大学松尾研究室)だ。一体どういうことなのか。
