デジタル庁は8月30日、マイナポータルに出生届のオンライン提出機能を追加した。出生届は、産まれた日から14日以内に市区町村に提出する必要があり、従来は、窓口まで書類を持参する必要があったが、マイナポータルを使えば、スマートフォンなどから提出可能だ。
利用には、親の本籍地の市区町村が対応している必要がある。まず福島県郡山市など3自治体が対応する
マイナポータルに「出生届の提出」メニューから、産まれた子の氏名や両親などの情報を入力し、医療機関から取得した出生証明書の画像データを添付して提出すると、市区町村が届出を処理し、処理状況を通知する。
8月30日から対応するのは福島県郡山市のみ。その後、富山県高岡市、宮崎県都城市が対応することが決まっている。市区町村は、デジタル庁が事前に用意した届出書の様式を使用することで簡単にサービスを開始できるという。
出生届のオンライン提出には従来、出生証明書に医師の電子署名を添付する必要があったが、法務省の省令改正により、電子署名がなくても提出できるようになった。デジタル庁はこれに合わせてマイナポータルを改修し、オンライン出に対応した。
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