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「iPhone 16」4モデル先行レビュー “差が縮まった”無印とPro、どれを選ぶべきか実機でチェックする(2/4 ページ)

2024年のiPhoneはどれを選ぶべきか? それとも買い替えは控えるべきか? iPhoneユーザーの多くが悩んでいるのではないだろうか。実機を触って筆者が感じたのは「iPhone 16がお買い得」「実はカメラが重要」「半年の時間を買うためのアップデート」という3点だ。

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iPhone 16(左)と16 Pro(右)を比較すると、縁はProの方が狭い

iPhone 15 Pro Max(左)と16 Pro Max(右)を比較

16 Pro Max(左)と15 Pro Max(右)を立てて比較すると高さの変化が分かりやすい

 Geekbench 6とGeekbench AIのベンチマーク結果を見ても、今世代は「ワンランク性能が向上」しているものの、AIの推論能力を除くとその幅は大きいものではない。スタンダードモデルとProモデルの間では一定の差があるものの、GPUの速度差による部分が大きいとも感じる。


Geekbench 6のCPUとGPUスコア。赤枠内が今年のモデル

Geekbench AIのスコア。赤枠内が今年のモデル

 推論機能の強化はApple Intelligenceを意識したものだ。これはAppleによる生成AIを使ったパーソナルアシスタント機能だが、米国では10月、日本では2025年に提供を開始する予定。機能や使い勝手の面では、23年モデルのiPhone 15 ProもiPhone 16シリーズも大差ないとされるが、「発売される全機種が対応している」という意味では、やはり16シリーズの意味は大きい。ただし、それが生きてくるには半年近くかかる。

 Apple Intelligenceへの準備的な意味合いでは、iPhone 16も16 Proもあまり差はない。カメラの差(これは後述する)を重視する人、ゲームなどで少しでもGPU性能が高いものを求める人が「Proモデルの想定ユーザー」であり、それ以外の人にはスタンダードモデルがおすすめ……ということになる。

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