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発達障害の特性をIT領域で生かす 三井住友信託、セブン銀行など8社が研究会 専用インターンも
日本総合研究所や三井住友フィナンシャルグループ、セブン銀行など8社は、発達障害のある人の能力を高度・先端IT領域で生かすことを目的に「ニューロダイバーシティマネジメント研究会」を設立したと発表した。
日本総合研究所や三井住友フィナンシャルグループ、セブン銀行など8社は9月19日、発達障害のある人の能力を高度・先端IT領域で生かすことを目的に「ニューロダイバーシティマネジメント研究会」を設立したと発表した。発達障害のある人に対するマネジメント手法を研究し、活躍のための環境整備を目指す。
研究会に参画するのは日本総合研究所、三井住友フィナンシャルグループ、セブン銀行に加え、三井住友信託銀行、SCSK、電通総研、SIerのTIS(東京都新宿区)、コンサルティング企業のアイディルートコンサルティング(東京都千代田区)。
研究会では、発達障害のある人が能力を発揮しやすい業務やマネジメント手法などを検討する。実際に高度・先端IT領域で就労している発達障害のある人へのインタビューや企業視察などを実施。発達障害のある人が実務を受け持つインターンシッププログラムも検討する。プログラムは8社が協力し、2025年度以降に試行・検証する予定だ。
発達障害がある人は、コミュニケ―ションや環境への適応は苦手なものの、論理的思考力や洞察力などの強みを持つ場合も多い。海外では、こうした特性を脳や神経の多様性として捉える「ニューロダイバーシティー」に基づき、IT・金融業界を中心に採用を積極化する企業もあるという。一方、日本においては同様の環境が整っていないことから、研究会の活動を通じて改善を目指すとしている。
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