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ガチ動画カメラの静止画性能は? パナソニック「GH7」を試す荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/6 ページ)

パナソニックのLUMIX GHシリーズは、2009年の初代から動画撮影をどんどん強化していき、動画も撮れるミラーレス一眼から、今では動画撮影がメインのミラーレス一眼となった。そのフラグシップ機が「GH7」である。

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 LUMIX Gシリーズ(マイクロフォーサーズマウント)のフラッグシップ機GHの新モデルが「GH7」である。ただ、いわゆるデジタルカメラのフラッグシップ機と違うのは「動画メイン」の設計になっていること。


堅牢で業務に耐えうる仕様なのでマイクロフォーサーズ機にしてはごつめの「GH7」

 そもそも2009年に発売された初代GHである「DMC-GH1」が、静止画のみだったG1に対し、ハイビジョン動画撮影を可能にしたモデルで、制限はあるもののフルHDにも対応。初代GHから動画がウリのモデルだったのである。ちなみにわたしが最初に買ったミラーレス一眼はその「GH1」だった。

 その後GHシリーズは動画撮影を機能をどんどん強化していき、動画も撮れるミラーレス一眼から、動画撮影がメインのミラーレス一眼となっていき、特にGH6からその傾向が強化され、一見さんが使うカメラではなくなった(という言い方はあれだけど、使いこなすにはそれなりに映像関係の知識は必要だ)という感がある。

ガチの動画カメラならではの操作系が重要


がっしりした質実剛健っぽいGH7

 ボディを見ただけで、あ、これはガチ動画カメラだなと分かるのが2点。

 一つは放熱スリット。GH7は「LUMIX G9 Mark II」より分厚いのは、背面モニターがチルトフリーアングル式でやや厚いのに加え、モニターと本体の間にスリットがあるからだ。

 スリットの中にはファンが仕込まれており、右のスリットから吸気、左のスリットから排気する。長時間の動画撮影で問題となる熱対策だ。


前面にある動画記録ボタンと側面に見える排気スリット(吸気スリットは反対側にある)。冷却システムの分、ボディは分厚い

 もう一つは前面にあるサブ動画記録ボタン。これがなかなか使い勝手がいい場所にある。手持ちであれこれ動画を撮ってみたのだが、上面の動画記録ボタンよりこっちの方をよく使ったくらい。

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