Gmailの「概要カード」のデザイン改善 イベントや請求書でも提供へ
Googleは、Gmailアプリで提供している「概要カード」を見やすくし、購入やフライトに加えてイベントや請求書でも表示すると発表した。荷物の配達状況や参加イベントの情報が見やすく提示される。
米Googleは10月2日(現地時間)、これまでネットでの購入やフライトに関連するメールで提供してきた「概要カード」のデザインを強化し、イベントや請求書などでも提供すると発表した。
概要カードは、Android、iPhone、iPadのGmailアプリで利用可能な、メールの内容の概要を表示するカード。従来の購入関連カードでは、荷物の追跡や注文の詳細が確認できるようになっていた。
新デザインでは、重要なテキストを大きく表示し、電話をかけたり、予約を変更したりするための1タップで起動するボタンを追加した。
概要カードの表示は、例えば購入関連のものの場合、荷物の発送、配送中、到着に合わせて変化する。荷物が到着した段階のカードには、返信ポリシーへのリンクも表示される。
これらのカードは、メールの上部だけでなく、検索結果の上部にも表示される。例えばフライトを探そうと「Delta」を検索すると、検索結果のトップに旅行の概要カードが表示される。
また、受信トレイの上部に新たに「Happening soon」(日本語での機能名はまだ不明、近日発生といった意味)セクションが追加される。ここには、予想配達日の2日前になった購入の概要カードなどが表示される。
新しい概要カードの購入関連カードは同日、AndroidとiOSのGmailアプリでロールアウトする。その他のカードは「向こう数カ月以内」に展開する予定。
概要カードを表示するには、[≡]→[設定]で表示したいアカウントをタップし、[全般]にある「スマートな機能とパーソナライズ」のチェックボックスをオンにし、「スレッド表示 ON」を選択する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Gmail、4月1日で20歳に
GoogleがGmailを発表してから20年になる。スンダー・ピチャイCEOは「Gmailがエイプリルフールのいたずらじゃなくてよかった」とポストして20周年を祝った。
実は2月1日からメールが届いていないかも? Gmailガイドラインで事業者、利用者が知っておくべきこと
神奈川県の高校出願システムでGmailドメインのアドレスにメールが届けられず、受験生による登録や出願に影響が出る問題が発生した。この問題は他の事業者にとっても他人事ではなお。一体、いまGmailを巡って何が起こっているのか。
「Google One AIプレミアムプラン」でWorkspaceでのGemini直接利用が可能に
Googleは、予告していた生成AIサービス「Duet AI」の「Gemini」への改名と、企業顧客と「Google One AIプレミアムプラン」ユーザーへの提供開始を発表した。日本でも英語で利用できる。
Google、Gmailスパム対策で一括送信者に購読解除ボタン設置を義務付けへ
GoogleはGmailのスパム対策で、メールの一括送信者にメール内の購読解除ボタン設置とドメインに対する認証設定を義務付ける。送信者は2024年2月までに対応する必要がある。


