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OpenAI、40億ドルの信用枠を確保 66億ドル調達に続き
OpenAIは、66億ドルの資金調達に続けて、40億ドルの新たな信用枠を確保したと発表した。Morgan Stanleyや三井住友銀行が参加する。
米OpenAIは10月3日(現地時間)、40億ドルの新たな信用枠を確保したと発表した。取引完了時に引き出されない「revolving credit facility」(回転信用枠)だ。
回転信用枠は、企業が銀行シンジケートなどと結ぶ貸付契約の一種で、一般に緊急の支払いが必要な場合に利用されるものだ。
この信用枠には、JPMorgan Chase、Citi、Goldman Sachs、Morgan Stanley、Santander、Wells Fargo、SMBC(三井住友銀行)、UBS、HSBCが参加した。
前日発表の66億ドルの資金調達と今回の信用枠確保により、「100億ドル以上の流動性にアクセスでき、新たな取り組みに投資し、機敏に運営する柔軟性が得られる」とOpenAIは語った。
米New York Timesが閲覧したOpenAIの財務書類によると、OpenAIは2024年の売上高を約37億ドルと見込んでいるが、この書類を分析した専門家によると、およそ50億ドルの損失になるという。
OpenAIのサラ・フライアーCFOは発表文で「この信用枠は、当社のバランスシートをさらに強化し、将来の成長機会を捉える柔軟性を提供する」と語った。
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