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OpenAIの「Sora」の共同リーダーがGoogle DeepMind入り
OpenAIで動画生成AIモデル「Sora」の共同リーダーを務めてきたティム・ブルック氏が退社する。Google DeepMindに参加し、「ビデオ生成とworld simulatorsに取り組む」。
米OpenAIで動画生成AIモデル「Sora」の共同リーダーを務めてきたティム・ブルックス氏は10月3日(現地時間)、同社を辞めて米Google傘下のGoogle DeepMindに参加すると発表した。「ビデオ生成とworld simulatorsに取り組む」という。
ブルックス氏は、米GoogleでPixel端末のカメラのAI機能に取り組んだり、米NVIDIAで動画生成リサーチプロジェクトに参加した後、2023年にOpenAIに入社し、Soraの開発に取り組んできた。
Google DeepMindのデミス・ハサビズCEOは、ブルックス氏のポストに「長年の夢だったworld simulatorsを実現するために一緒に働けることにとても興奮している」というコメントを添えてリポストした。
world simulatorは一般に、現実世界の複雑なシステムや環境をコンピュータ上で模倣し、シミュレートすることを目的とした高度なAIシステムを指す。
OpenAIのSoraはまだプレビュー段階だ。Google DeepMindはSoraと競合する動画生成モデル「Veo」を開発している。
OpenAIでは5月ごろから幹部の退社が続いている。最近では9月にミラ・ムラティCTO、ボブ・マグルーCRO、バレット・ゾフ副社長が退社した。
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