「Xプレミアム」収益配分の仕組みを変更 インプレゾンビ対策にも?
Xは10日、「Xプレミアム」の収益配分プログラムの仕組みが変わると告知した。投稿の返信欄に広告が表示されても収益は発生しなくなる。
Xは10月10日、「Xプレミアム」の収益配分プログラムの仕組みが変わると告知した。投稿の返信欄に広告が表示されても収益は発生しなくなるため、いわゆるインプレゾンビ対策とみられている。
XのJapanアカウント(@XcorpJP)は「今後は投稿の返信欄に広告が表示されても収益は発生しません。代わりにこれからは、投稿に対してプレミアムユーザーがエンゲージメントすることで支払いが行われます」としている。エンゲージメントとは、ある投稿に対してシェアやコメントなどのアクションを起こすこと。
さらにJapanアカウントは「皆さんのフォロワーがXプレミアムに登録し、皆さんの投稿にエンゲージメントすることで、皆さんへの直接の支持につながります」とアピール。「プレミアムユーザーが増えれば増えるほど、あなたが得る収益も増えます」などとして、Xプレミアムへの登録を呼び掛けた。
米Xのヘルプページによると、これまでの「広告収益分配プログラム」(Ads Revenue Sharing program)という名称は、「クリエイター収益分配プログラム」(Creator Revenue Sharing Program)に変更するという。支払いは2週間ごとで、Stripeを通じて行われる。
参加資格は、1)アクティブなプレミアムアカウントを持っていること、2)過去3カ月以内に500万以上の閲覧数があること、3)500人以上のプレミアムフォロワーがいること、4)サポート対象国であること(日本は対象)、5)Xのユーザー規約を順守していること。
インプレゾンビとは、バズった投稿に意味のないリプライを繰り返すbotやユーザーを指す言葉。これまでの広告収益分配プログラムでは閲覧数に応じて収益が発生していたため、日本人の投稿に海外のアカウントからリプライが付くケースが多く、災害発生時などに問題視されていた。
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