速報
Anthropic、「Claude 3.5 Haiku」提供開始 前版から4倍の値上げ
Anthropicは10月に発表した高速・低コストが特徴の言語モデル「Claude 3.5 Haiku」の提供を開始した。トークン当たりの価格が先代の「Claude 3 Haiku」の4倍になった。
米Anthropicは11月4日(現地時間)、10月に発表した有料版でのみ提供している高速性と低コストを特徴とする言語モデル「Claude 3.5 Haiku」の提供を開始した。
発表段階では公表していなかった価格が明らかになった。入力トークン100万個当たり1ドル、出力トークン100万個当たり5ドルからとなっている。
3月に発表した前バージョンの「Claude 3 Haiku」は入力トークン100万個当たり25セント、出力トークン100万個当たり1.25ドルだったので、4倍の値上げだ。
また、前バージョンはプロンプトとしての画像入力が可能だったが、Claude 3.5 Haikuはまだ対応していない(将来的には対応する見込み)。
同社の開発者リレーション責任者のアレックス・アルバート氏は自身のXポストで、「最大限のコスト効率と画像処理を必要とするユーザー向けに、Claude 3 Haikuは引き続きAPIを通じて最低価格帯で提供していく」と語った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Anthropic、「Claude 3.5 Sonnet」更新と「Claude Haiku 3.5」リリースを発表
Anthropicは、「Claude 3.5 Sonnet」の更新と「Claude Haiku 3.5」のリリースを発表した。いずれも各種能力が向上した。Haikuは先代と同等の速度を維持しつつ、「あらゆるスキルセットで」改善され、「Claude 3 Opus」を多くのベンチマークで超えた。
Anthropic、「Claude 3.5 Sonnet」にPCを操作する「Computer Use」(β)追加
Anthropicは「Claude 3.5 Sonnet」をアップデートし、新機能「Computer Use」(β)を追加した。PCの画面を“見て”、カーソルを移動したり、テキストを入力したりと、人間のようにPCを操作する。
Anthropic、有料ユーザー向け「Projects」リリース
Anthropicは、Claude.aiの有料プランユーザー向け新機能「Projects」を発表した。OpenAIの企業向けChatGPTと同様にプロジェクトごとにデータを読み込ませておき、「コールドスタート」問題を回避できる。
Anthropic、AIチャット「Claude 3」を3サイズで 日本語力も向上
Anthropicは、AIチャット「Claude 3」を発表した。「Opus」、「Sonnet」、「Haiku」の3サイズ(Opusが最大)で、Haiku以外は同日提供を開始した。無料版ではSonnetを利用でき、Claude Proにアップグレードすれば最大のOpusを利用できる。
