速報
OpenAI、Webドメイン「chat.com」を買収し、ChatGPTにリダイレクト
OpenAIがWebドメイン「chat.com」を買収し、ChatGPTのサイトにリダイレクトさせるようになった。売却したHubSpotのダルメッシュ・シャー氏は、価格が1550万ドル以上と認めた。
米OpenAIのサム・アルトマンCEOは11月6日(現地時間)、Xに「chat.com」とポストした。
このURLをクリック(タップ)すると「chatgpt.com」にリダイレクトされ、ChatGPTが開く。
OpenAIの広報担当者は米TechCrunchに対し、chat.comドメインを買収したことを認めた。
ドメイン履歴サイトのwho.isによると、このドメインが最初に登録されたのは1996年9月。2023年3月に、米HubSpotの共同創業者でCTOのダルメッシュ・シャー氏が1550万ドルでこのドメインを購入したと報じられ、その2カ月後、シャー氏は自身のLinkedInアカウントで、このドメインを「支払ったよりも高値で売却した」と発表している。
当時、シャー氏は購入者が誰かを開示する自由がないとしていたが、アルトマン氏のXポストを受け、LinkedInで購入したのがOpenAIであることを認めた。
シャー氏は売却価格を明示していないが、ChatGPTに価格を予測させるプロンプトを提示した。これをChatGPTに尋ねたところ、おおよその売却額は2000万ドル〜3000万ドルの範囲という回答だった。シャー氏はこの取引で、OpenAIのある程度の株式を取得したようだ。
OpenAIは10月に66億ドルの資金を調達し、40億ドルの新たな信用枠も確保している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
OpenAIの検索機能「SearchGPT」、有料版で提供開始(日本でも)
OpenAIは、7月に発表したAI搭載検索エンジン「SearchGPT」の提供を開始した。まずは有料プランとウェイティングリスト登録者が利用可能になった。ChatGPTに統合されている。
OpenAI、40億ドルの信用枠を確保 66億ドル調達に続き
OpenAIは、66億ドルの資金調達に続けて、40億ドルの新たな信用枠を確保したと発表した。Morgan Stanleyや三井住友銀行が参加する。
OpenAIのサム・アルトマンCEO、「人類はAIがけん引する新時代に入りつつある」
OpenAIのサム・アルトマンCEOは、個人ブログで「スーパーインテリジェンス」(超知能)の未来についての考察を披露した。雇用市場に与える影響などについては懸念しつつ、全体に非常に楽観的だ。
OpenAI、元SquareのCFOを新CFOに、XやMetaの幹部経験者を新CPOに迎える
OpenAIは、新CFO(最高財務責任者)にSquareのCFOやNextdoorのCEOを務めたサラ・フライアー氏を、新CPO(最高製品責任者)にTwitter(現X)やInstagramの製品担当幹部を務めたケヴィン・ウェイル氏を迎えたと発表した。