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バルト海の海底ケーブル2本が切断される 「故意の損害の疑い」と独とフィンランドが表明

バルト海の海底でフィンランドとリトアニア、フィンランドとドイツを結ぶ2本のケーブルが物理的に切断されたとして、ドイツとフィンランドの外相が共同声明で、故意による損害の可能性を示唆し、憂慮を示した。

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 ドイツとフィンランドの外相は11月18日(現地時間)、バルト海で両国を結ぶ海底ケーブルが切断されたことを「深く憂慮している」という共同声明を発表した。

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 「こうした事件が直ちに故意の損害の疑いを引き起こすという事実は現代の不安定さを物語って」おり、「欧州の安全保障は、ロシアのウクライナ侵略戦争だけでなく、悪意ある主体によるハイブリッド戦争からも脅威にさらされている」としている。

 切断されたのは、スウェーデンの通信企業Teliaとフィンランドの通信企業Ciniaがそれぞれ管理する海底ケーブル。フィンランドとリトアニアを結ぶケーブルを管理するTeliaは米CNNに対し、17日の午前10時ごろに切断されたと語った。トラフィックの混乱は「海底ケーブルの物理的損傷によるものだと断言できる」という。

 Ciniaは、18日の午前4時過ぎにフィンランドとドイツを結ぶ海底ケーブルで障害が検出されたと発表した。障害の原因は調査中という。

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欧州近隣の海底ケーブル(一部 画像:Cinia)

 CNNは9月、主要な海底ケーブル周辺でのロシア軍の活動が活発化していることを察知しており、ロシアが世界の通信インフラの重要な部分を無力化することを目的とした破壊工作を実行する可能性が高まっていると米国当局が考えていると報じた。

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