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「Apple Intelligence」でできること 英語版を使って見えた、次世代「AIアシスタント」の実力(2/5 ページ)

米AppleがApple Intelligenceを正式公開した。ただ現状はアメリカ英語のみでの公開となっており、日本語など他の言語では使うことができない。実際にどんなことができるのか? どんな制約があるのか? 実際に英語で長期間使ってみたので、その感想をお伝えしたい。

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Siriが「もっと話しやすい相手」に

 では実際に機能を見ていこう。

 ビジュアル的に一番目立つのは「Siriの変化」だ。従来は丸いボールが表示されていたが、Apple Intelligence後には「画面の周囲が虹色」で表されるエフェクトになる。


Apple IntelligenceオフでのSiri。画面下に丸いボールが出る

Apple Intelligenceオンの時のSiri。画面全体が虹色に

 英語での対話はより滑らかになった。発声が良くなった、という話ではない。それよりも、「考えながら話しかけても答えてくれやすくなった」というべきだろう。

 人間は意外とちゃんと話していないものだ。考えがまとまらなくて言いよどんだり、「えーっと」などと挟んでしまったりするものだ。

 最近の音声アシスタントはその辺にも一定の配慮はしているのだが、「すみません分かりませんでした」といわれることも、間違った動作をしてしまうこともまだ多い。

 Apple Intelligence版のSiriは、さらにその辺に強くなった。

 「んー、いいディナーの店を知りたいんだけど……、東京の……、渋谷駅あたりで。シーフードがいいかな」くらいの語りかけを(もちろん英語で)やっても、ちゃんと認識してくれる。

 ちょっとしたことだが、音声だけでなくタイプでも使えるようになったのは大きい。呼び出す時は画面下部のバー(ロックを外す時にスワイプする白いもの)を2回タップすればいい。


画面下部のバーを2回タップすると、Siriをタイプで使えるようになる

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