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「mixi2」公開の背景に“X荒れすぎ”問題 開発に2年……運営元に取材した(2/2 ページ)
mixi2の構想は2022年末、開発スタートは23年だったという。公開の背景には、Xをめぐる問題があった。
最もニーズが高まったタイミングでリリースする計画でした。最近のXの規約・仕様変更や、犯罪利用などのできごとで、特にニーズが高まっていると判断しました。
また、この時期が、ユーザーが身近な人とコミュニケーションを楽しむ時期であることも理由の一つです。
「mixi2」でコミュニケーションを楽しんでもらい、より密なつながりを作るきっかけになることを期待し、12月にリリースすることにしました。
――mixi2の各機能は、XをはじめとしたさまざまなSNSに似ているとも感じます。参考にした他社SNSなどはありますか?
特に重点的に参考にしたSNSはありません。有名なSNSだけでなく、小規模のSNSやその他コミュニケーションサービス、ニュースアプリなども含めて幅広く調査しています。
想定以上の盛り上がりに感謝
――ユーザーの増え方や反応は、想定と違いましたか?
想定以上に数多くの方にご利用いただき、嬉しく思っているとともに、想定以上の盛り上がりにチーム内でも驚いています。
ユーザーの皆様が互いに教え合ったり助け合ったりする姿も多く見られ、新規サービスを提供する側として深く感謝しています。
「mixi2」だけでなく、「mixi」をはじめとした弊社サービスへの好意の声も数多くいただいており、ユーザーの皆様の温かい言葉にも力をもらっています。
足りない部分は多いと思う
――今後の新機能実装予定は。
未定です。まだ始まったばかりのサービスであり、足りない部分や伸ばすべき部分は数多くあると思っています。
これからも応援いただけると嬉しいです。
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