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年末の大掃除で注意したい、テレビや冷蔵庫のNGお手入れ パナソニックが教える、適切な「家電の大掃除」とは(3/3 ページ)

パナソニックが家電をお手入れする際に役立つコツや、注意すべきポイントを紹介している。家電の寿命をより長くし、消費電力の軽減にも役立つという。大掃除の参考にしてみてほしい。

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洗濯機の掃除 ポイントはカビ対策

 パナソニックによると、洗濯機の掃除ではカビ対策がポイントになる。特に洗濯後の洗濯物にイヤな臭いや黒い汚れが残っている場合、洗濯槽に黒カビが発生している可能性があるため、槽の裏側まで清掃できる塩素系のクリーナーを使うのが良いという。

 洗濯槽クリーナーは大別すると、汚れをそぎ落とす「酵素系」と、汚れを分解する「塩素系」の2種類がある。パナソニックは「市販の洗濯槽クリーナーやカビ取り洗浄剤での効果は検証していないので分からない」としつつ、「『台所用塩素系漂白剤』や『酸素系漂白剤』、界面活性剤入りタイプ、塩素系の洗濯槽クリーナーでも高発泡タイプは泡立ちが多くなり、途中で排水される可能性があるので使用しないことを勧める」としている。


洗濯槽クリーナーの例

洗濯槽クリーナー使用前と使用後の例

 洗濯槽内を掃除する際も注意が必要だ。例えば重曹を使う場合、重曹は洗浄力が弱いため、洗濯槽の掃除には多くの量が必要になる。結果、重曹の溶け残りが、縦型洗濯機の底にある回転羽根にたまり、故障の原因になる可能性があるという。お酢やクエン酸についても、槽内の金属部品を酸化させ、サビを引き起こす恐れがあるため、パナソニックは重曹やお酢、クエン酸は使用しない方が安全としている。

 洗剤ケースや糸くずフィルターの手入れも忘れずに行いたい。取り外した後、絡まった糸くずなどを取り除いてから、ぬるま湯で注いだり、歯ブラシで擦ったりして汚れを落とす。仕上げにキッチンペーパーなどで水分を拭き取り、元に戻せば完了だ。

 黒カビの予防には、日々の対策が有効という。洗濯をする際に洗剤の量を守り、カビの栄養分となる溶け残りが出ないようにする他、週に1回、洗濯終了後に乾燥運転をして湿気を飛ばし、カビが発生しにくい環境を作るなどの対策があるとしている。

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