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iPhone 14とSE、EUで販売終了に 24年末までの「USB-C義務化」で
Appleは12月28日までに、EUにおいてiPhone 14/14 Plus/SE(第3世代)の販売を終了した。EUは、2022年10月にスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器の充電ポートを「USB-C」に統一する指令案を可決し、24年末までにEU内で販売される該当機器の「USB-C」対応を義務化するよう求めていた。
Appleは12月28日までに、EUにおいてiPhone 14/14 Plus/SE(第3世代)の販売を終了した。スイスに続くもので、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデン、その他ほとんどのEU諸国で、公式サイトから姿を消した。
EUは2022年10月24日、EU理事会(閣僚理事会)において、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器の充電ポートを「USB-C」に統一する指令案を可決し、24年末までにEU内で販売される該当機器の「USB-C」対応を義務化するよう求めていた。
なお、EUのApple正規販売店は、在庫がなくなるまでこれらのiPhoneの販売を継続できるとしているが、iPhoneだけでなく他のLightningポート搭載アクセサリの販売も終了となる。
また、23年10月23日にサウジアラビア標準化公団(SASO)もこの発表に追随し、25年1月1日から、同国内で販売される全てのスマートフォン、タブレット、ヘッドフォンなどに「USB-C」充電ポートの搭載を企業やサプライヤーに義務付けると発表している。
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