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就活中の学生に「わいせつな行為」で、NEC社員を逮捕 同社は採用に関するハラスメントの相談窓口を開設
NECは、就活中の学生にわいせつな行為を行ったとして、同社の社員が8日に逮捕されたと発表した。これを受け、同社は採用活動に関するハラスメント相談窓口を開設したほか、採用活動指針を見直したという。
NECは1月14日、就活中の学生にわいせつな行為を行ったとして、同社の社員が8日に逮捕されたと発表した。これを受け、同社は採用活動に関するハラスメント相談窓口を開設したほか、採用活動指針を見直したという。
採用活動指針は、従来「個室での面会禁止」としていたところ、「1対1での面会は会社施設もしくは大学構内のオープンスペース、オンラインに限定し、1時間以内」に変更。面会時間もこれまで平日午後9時までだったが、平日午前9時〜午後6時に見直す。
飲酒についても、OB・OG訪問時は一切禁止としていたが、インターンシップ時は「午後6時30分まで飲酒を伴う懇親会」であれば実施可能としていた。しかし、今後は全ての場面で禁止する。
他に、面会時には時間や場所、学生の氏名などを事前に上司と採用担当者に報告する、採用に関わる社員は採用活動方針に基づく誓約書を提出するといった項目を、新しく追加するとしている。なお、学生との連絡に個人のメールや携帯電話、SNSを利用することは、これまでと同様に禁止している。
社員の逮捕を受け、NECは「大変遺憾」として、被害者や関係者に謝罪。「当局の捜査に全面的に協力し、当該社員に対しては事実関係を確認した上で厳正な処分を行う」(NEC)としている。
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