連載
超初心者向けの“RAW現像入門”的な話:荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/5 ページ)
デジカメでの「現像」ってなんや? 「RAW」ってよく分からない──そんな人達に向けて、今回は噛み砕いて話をしてみたい。
フィルムシミュレーションを変える
2番目はカメラの持ってる画作り。ソニーの「クリエイティブルック」、ニコンの「ピクチャーコントロール」、富士フイルムの「フィルムシミュレーション」などなど、各社とも様々なルックを用意してくれている。
実はこれ、RAWデータの時点では反映されてない。だからRAWで撮っていればあとからそれを変更できるのだ。分かりやすいところでフィルムシミュレーションをサンプルに引っ張り出してみた。
その場でここは「クラシックネガ」で撮りたい、と思って撮ったけど、あとからその写真を使う段になって、ここで使うにはそれは相応しくないな、ってとき。RAWで撮っていれば、後から変えられるのだ。
逆に、標準で撮っておいてあとから変えてやることもできる。ソニーのクリエイティブルックで3パターン見てみよう。α1 IIの作例用に望遠で撮った河原にいたオオバンの群れだ。
このようにRAWで撮っておけば、後からこのクリエイティブルックならどう写りが変わってたんだろうってのをチェックするのにも使える。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.






