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トランプ大統領、政府系ファンド設立の大統領令に署名 TikTok買収可能性を示唆
ドナルド・トランプ米大統領は、政府系ファンド設立の大統領令に署名した。署名後、記者団に対し「TikTokを使うかもしれないし、使わないかもしれない」と語った。
ドナルド・トランプ米大統領は2月3日(現地時間)、政府系ファンド設立のプロセスを開始するための大統領令に署名し、このファンドは「最大級のファンドの1つになる」と語った。
スコット・べセント米財務長官は、このファンドは向こう12カ月以内に設立され、現在米国政府が保有する資産を米国民のために現金化する計画だと語った。
トランプ氏は署名後、記者団に対し、「ファンドのために多額の富を生み出すつもりだ」と語った。
また、TikTokを買収する可能性も示唆した。「われわれは何かをやるつもりだ。TikTokを使うかもしれないし、使わないかもしれない」、「適切な取引ができるならやるし、そうでなければやらない。それを政府系ファンドに投資するかもしれない」という。
TikTokに対しては、バイデン政権が米国事業を売却するか、さもなくば禁止措置にすると命じたことを受けて一時期米国でオフラインになったが、トランプ大統領が禁止措置を延期した。
同氏は1月、記者団の前で米Oracleのラリー・エリソン会長にTikTok買収を持ちかけている。
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