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OpenAI、ロゴやフォントのデザインを“より人間的に”変更

OpenAIは、これまで場当たり的に使ってきたロゴやフォントを刷新し、ガイドラインも整えた。Webサイトなどで使うオリジナルフォント「OpenAI Sans」は「より有機的で人間味のある」ものを目指して改善したとしている。

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 米OpenAIは2月5日(現地時間)、ブランドロゴのマークのデザイン改善や、Webサイトなどで使うフォントをオリジナルの「OpenAI Sans」に変更するなどのブランド変更を実施した。

 OpenAIからの公式発表は同日公開されたYouTube動画以外にはないが、その経緯などを社内デザインチームが米Wallpaperのインタビューで語っている。


 並べて比べてみないと分からないくらいの刷新ではあるが、例えばblossom(花)をイメージしたというマークの形がわずかに変わっており、今後はOpenAIのロゴの左隣にこのマークを置く表示はしなくなるとデザインガイドラインに記されている。

 blossom
新旧の“blossom”マーク(右が新マーク)
 logo
新旧ロゴ(下が新ロゴ)

 インタビューによると、オリジナルのロゴはOpenAIの共同創業者であるグレッグ・ブロックマン氏とイリヤ・サツケヴァー氏(いずれも既に退社)がデザインしたものだった。これまでは一貫性のないフォント、マーク、色を使い、場当たり的に自己表現してきたと内部デザイナーは語った。だが、今回「より有機的で人間味のある」ものを目指して改善したという。

 オリジナルフォントのOpenAI Sansについては、「幾何学的な精密さと機能性を丸みのある親しみやすい文字と融合させた」と説明した。日本語のフォントも用意されている。

 sans
OpenAI Sans

 なお、新しいロゴやフォントの創作にChatGPTなどのAIを利用したかどうか尋ねられたチームは「(人間の)専門家と協力しつつ、DALL・E、ChatGPT、SoraなどのAIツールを思考パートナーとして用いた」が、AIを使ったのは異なるタイプの重みを計算するためだけだったと語った。

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