「モンハンワイルズ」販売800万本突破 ただしSteamでは“賛否両論”、問題視されるポイントは?
ゲーム「モンスターハンターワイルズ」が話題だ。一方、一部のユーザーからは厳しい声も上がるなど評価は賛否両論とみられる。
2月28日発売のゲーム「モンスターハンターワイルズ」(モンハンワイルズ、PlayStation5/Xbox Series X|S/Steam)。Steamのデータ収集サイト「Steam DB」によれば、3月1日にはSteam版(PC版)の同時接続者数が138万人を突破し、Steamの歴代ゲームの中で5位にランクインしたという。開発会社のカプコンは4日、全世界での累計販売本数が800万本を突破したと発表。発売から3日での達成は「カプコン史上最速の出足」(同社)としている。
一方、Steamのレビューシステムにおける評価は「賛否両論」と、賛否が割れている。Steamのレビューは、そのゲームをお勧めするか否かを2択で選び、必要に応じて感想などを書き込める仕組み。賛成と反対の割合が拮抗している場合、賛否両論と表記される。モンハンワイルズのレビューは、4日午後6時50分時点で10万6077件のうち5万6840件が肯定的、4万9237件が否定的なものだ。
否定的なレビューでは「ストーリーの見せ方がひどい」として、ストーリーで同じ展開が繰り返されたり、“世界観”に関する設定の整合性が取れていないとする声が複数上がっている。また「自由なアクションを楽しみたいのにムービーを見せられたり、ゲームが指定する動きを強制される場面が多い」との意見もあった。他にも「バグやクラッシュが多すぎる」「最適化できていないのでは」など、ゲームの要求するPCスペックを満たしているにもかかわらず、プレイに問題が生じるとの指摘も目立つ。
一方、肯定的なレビューでは「戦闘体験は極めて良い」「(過去作に比べ)便利な機能が増えており、今作が初めてのモンハンという人におすすめ」といった声も。ストーリーへの批判については「自分は気にならなかった」とする反論もあった。ただし肯定的なレビューの中でも「賛否両論になるのも分かる」との意見が散見された。
なおバグについては、カプコンが2月28日、ゲームが正常に動作しない場合の調整方法を発表している。4日にはユーザーから届いたクラッシュレポートの調査結果をまとめ、「グラフィックスドライバが最新のものに更新されていない」などの原因を確認できたと報告。同日午後5時には修正パッチを配信し、一部の不具合を修正したと発表している。
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