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金属の質感がたまらない「SIGMA BF」、いろいろ省いてるけどカメラとしての使い勝手は?:荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/7 ページ)
この春、一番話題のカメラといえばシグマの「SIGMA BF」。アルミ削り出しのボディには余計なものが一切ない……いや、何が「余計」かってところも問題で、本来あるはずのものもなかったりする。
まず背面から見て右下の角。グリップしたとき親指の付け根があたるところだけど、そこが丸くなっていて手に角が当たらないのだ。
さらに、親指を置くサムレストもいい感じについていて(これもアルミ削り出しで、あとからはめたものじゃない)、この両者で右手のグリップをサポートしてくれるのだ。
もう一つは正面からみて右下の角。こちらはレンズを左手で支えたとき左手親指の付け根があたるところだ。ここの角も丸くしてあることで、レンズを支えた左手も痛くないのである。
つまり、角張ったところはよほど変な持ち方をしない限り手に当たらない。これは実際に手にしてみないと感じ取れなかったところで、実に考えられたデザインであり、削り出しだからこそだなと思う。
そして構える。見ての通り、ファインダーはない。
背面は何の刻印もないボタンが3つとロータリーダイヤルがあるだけ。
操作系の話に移る前に、ボディについてもうちょっとみておく。
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