ニュース
世界の生成AI支出、2025年は76.4%増か “AI機能”搭載のデバイスが普及 ガートナー調査
米Gartnerが、2025年の世界の生成AI支出予測を発表。前年比76.4%増の6440億ドルに達するとの見通しを示した。うち8割はハードウェアへの支出となる見込みだ。
調査会社の米Gartnerは3月31日、2025年の世界の生成AI支出が、前年比76.4%増の6440億ドルに達するとの見通しを発表した。AI機能を搭載したハードウェアの普及が、伸長に大きく貢献するとみている。
ハードウェアへの支出予測は3983億ドルで、生成AI支出全体の8割に達する見込み。AI機能を搭載したスマートフォンやPCなどのデバイスが、伸長をけん引するとみている。Gartnerは2028年までに、ほぼ全ての消費者向けデバイス市場を、AI対応製品が占めると予測している。
同社は、消費者がAI機能を追い求めているわけではないとしながらも、「メーカーが消費者向けデバイスの標準機能として組み込むことで、購入せざるを得なくなるだろう」との見立てを示した。
同社は「AIテクノロジーは、ビジネス業務や消費者向け製品にますます不可欠な存在となる」と指摘。サーバー、ソフトウェア、サービスの各分野での生成AI支出も、大幅に伸長するとみている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
そろそろ、忖度抜きで「iPhone 16e」の話をしよう
2月28日に発売になった「iPhone16e」は、10万円を切る価格であったものの、従来の廉価モデルであったSEシリーズと比べれば高いということで「そんな価値あんの?」という話になっている。スマホのスペックにこだわる人ほど、わざわざこれを選んで買わないだろう。多くの記事が指摘するが、何で筆者が16eを買ったかというと、他の人と評価点が違うからである。
モバイル端末の「Googleアシスタント」、2025年後半に「Gemini」への移行完了
Googleは、向こう数カ月でモバイル端末の「Googleアシスタント」を「Gemini」に置き換えると発表した。2016年誕生のGoogleアシスタントは、徐々にその役割を終える見込みだ。
日本でも公開された「Apple Intelligence」 キモは“要約”にあり オンデバイスAIだからできること
4月1日、日本でもApple Intelligenceが広く使えるようになった。重要なのは、「そこでなにが便利なのか」という点だ。Apple Intelligenceの機能を紹介する記事は多いが、実は「それなりに長く使ってみないと価値が見えてこない」ものもある。そしてそれは、現時点でのApple Intelligenceにおける、最大の価値でもあったりする。
「Pixel 9a」登場 デザイン刷新、カメラの“出っ張り”も極薄に 499ドルで4月発売
米Googleは3月19日(現地時間)、新型スマートフォン「Pixel 9a」を発表した。Pixelのエントリークラス「Aシリーズ」の最新機種で、価格は499ドル(日本円で約7万4800円)。4月に発売予定という。日本のGoogleストアでも発売を予告しているが、国内価格や正確な時期については不明。
米NVIDIA、“AIネイティブ”なデスクトップPC「DGX」発売 予約受付も開始 2999ドルから
米NVIDIAは18日(現地時間)、年次イベントの「GTC 2025」で、“パーソナルAIスーパーコンピューター”をうたうデスクトップPCシリーズの「DGX」を発表した。

