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「れきちず」に全国版が登場 江戸時代の地図を現代風にデザインしたWeb地図
古地図には興味があるけれど、昔の文字は読みにくい。そんな不満を解消するWeb地図「れきちず」に、ついに全国版が登場した。
古地図には興味があるけれど、昔の文字は読みにくい。そんな不満を解消するWeb地図「れきちず」に、ついに全国版が登場した。北海道と沖縄も順次追加する予定だ。
れきちずは、現在広く使われている地図デザインを用い、1800〜1840年ごろ(文化、文政、天保年間)の日本を描いたWeb地図。江戸時代の門や橋、寺社などランドマークとなるものは種別ごとのアイコンで表現し、街道に沿って宿場町のアイコンなども配置している。
開発者は、デジタル地図開発プラットフォーム「MapTiler」などを提供しているMIERUNE(北海道札幌市)のデザイナー、加藤創さん(過去記事)。23年8月にβ版を公開し、個人のプロジェクトとして運営してきた。
全国版の公開に合わせ、「ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター」(CODH)と共同で江戸時代の主要街道データ約6400kmを作成し、オープンデータ化した。加藤さんのXアカウント(地図とかデザインとか)によると、この街道データセットは、各地の図書館で資料を調べ、60以上の文献を基に作成した力作だという。
データはライセンスに従えば誰でも自由に利用できる。「街歩きや歴史散策など、さまざまな場面でご活用ください!」
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