ホロライブ運営、“ガイドライン違反疑惑のゲーム配信“に声明も詳細は明かさず Xでは「ぺこらの件か?」
バーチャルYouTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバーは、ガイドライン違反を疑われるゲーム配信について声明を発表した。
バーチャルYouTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバーは4月9日、ガイドライン違反を疑われるゲーム配信について声明を発表した。ホロライブプロダクション所属のあるタレントが、任天堂のゲームを使った配信を実施。しかし、一部内容が配信ガイドラインに違反している疑いがあったという。
カバーは、任天堂にこの件について相談。任天堂からは「当該動画の公開継続は誤解を招く恐れがあるため、非公開化すること」「今後、ガイドライン違反のリスクがある動画企画の実施を避けること」「所属タレントに対して、改めてガイドライン順守の必要性を周知すること」の3点の要請を受けた。
カバーはこれに従い、該当動画を非公開に。また企画実施フローの整備や所属タレントへの啓発と指導などの対策と改善に取り組む方針であると説明した。「ファンの皆さまならびに関係する方々にご迷惑をおかけしていることをおわび申し上げます」(カバー)
なお、カバーは該当のタレントや動画について、詳細は明かしていない。一方、カバーの声明に対してXユーザーからは「兎田ぺこらさんの『ポケットモンスター エメラルド』企画ではないか」と指摘がある。
兎田さんは「エメラルドの中古品から配布限定アイテムが入っているROMを探す」という配信を実施。目当てのROMを見つけ出したが、一部視聴者から「第三者が改造したROMではないか」と疑う声が上がっていた。任天堂の配信ガイドラインでは、改造ROMを使った配信には、法的措置を講じる権利を持つと記載がある。これらの状況を受け、兎田さんはこの配信企画の中止を発表していた。
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