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大阪万博・ウズベキスタン館で個人情報流出 入場用QRコードを誤送信
大阪万博のウズベキスタン館の来場登録システムで個人情報が流出した。来場登録者へのQRコード配信に不備があった。流出した可能性のある登録者は「200人未満」としている。
大阪・関西万博のウズベキスタン館は4月24日、来場登録者へのQRコード配信に不備があり、個人情報の一部が流出したと発表した。氏名やメールアドレスなどの情報を含むQRコードについて、誤って他人を配信するケースがあったという。流出した可能性のある登録者は200人未満としている。
1通のメールに複数のQRコードを添付していたケースがあり、読み取った人は誰でも姓・名・メールアドレスを閲覧できる状態だった。同館は、オンライン登録システムへのアクセス集中が原因だった可能性があるとみており、「登録受付開始から2時間足らずで、1万人超という想定を上回る申し込みがあった」と説明している。
同館の関係者は、日本時間の24日午前10時に事態を把握。ウズベキスタン現地のIT部門に連絡し、2時間以内にオンライン登録システムを停止した。発行されたQRコードは全て無効化し、コードに含まれていた個人情報もシステムから削除したという。
対象者には個別に連絡を行う予定で、同館は再発防止策として登録システムの見直しを進めている。当面は来館に際して事前登録を求めない方針だという。
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