スマホと衛星直接通信「Starlink Direct」au以外のユーザーに開放 “圏外”でもSMS可能
スマートフォンをStarlink衛星を直接通信させることで、空が見える場所なら圏外でもテキスト通信が可能なサービス「Starlink Direct」が、au以外の回線のユーザーにも開放した。
KDDIは5月7日、スマートフォンをStarlink衛星を直接通信させることで、au圏外でも、空が見える場所ならテキスト通信が可能なサービス「Starlink Direct」を、au以外の回線のユーザーにも開放した。
料金は月額1650円(UQ mobileの「トクトクプラン2」「コミコミプランバリュー」ユーザーは月額550円)だが、6月30日までに加入すれば6カ月間無料で利用できる。auエリアで利用可能なデータ通信1GBが付属する。
既存のau周波数を活用し、Starlink衛星との直接通信を可能にする。他社ユーザー向けにはau Starlink Direct専用SIM/eSIMとして提供する。
空が見える場所なら、テキストメッセージのやりとり(AndroidはSMS/RCS、iPhoneはSMS/iMessage)、テキストメッセージを通じた現在地の位置情報共有、緊急地震速報、津波警報/国民保護情報(Jアラート)受信ができる。
Google Pixel 9シリーズとiPhone 14/15/16シリーズ(計18機種)に対応する。ユーザーの既存(他社)回線とあわせて利用するため、デュアルSIM対応の端末に限定されている。Androidユーザーは、GoogleのAIアシスタント「Gemini」とのテキストのやりとりも可能だ。
申し込みはau取扱店またはau Online Shopから。契約事務手数料3850円がかかるが、同額をau PAY残高として後日還元する。
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