Netflix、生成AI採用でテレビ画面を刷新 モバイルアプリの検索も強化
Netflixはテレビ画面のデザインを日本を含む世界で刷新する。OpenAIの生成AIを採用したレコメンド機能でよりパーソナライズされたおすすめが表示されるようになる。
米Netflixは5月7日(現地時間)、テレビ画面のデザインを刷新すると発表した。メニューが上部に移動して新たなタブが追加され、生成AI採用のレコメンド機能を使えるようになる。5月19日から数週間かけてグローバルに展開していく。
ホーム画面では現在、画面の左側に縦に並んでいるメニューが画面上部に移動し、新たに「マイNetflix」タブが追加される。
「マイNetflix」は、「マイリスト」に追加した作品、「視聴中コンテンツ」、視聴した作品やお気に入りの作品、「リマインダー」などをまとめて確認できる新しいページだ。
ホーム画面全体のレイアウトも変わり、大きく表示した1つのおすすめコンテンツの下にボックスアートとして多数のコンテンツが並ぶ現在のレイアウトから、おすすめコンテンツに受賞実績やランキングなどの注目ポイントを示す「Callouts」や短いあらすじの「Synopsis」が追加される。
レコメンド機能は、ユーザーの視聴履歴、同様の好みの他のユーザーのデータ、ジャンルやカテゴリなどの作品情報、視聴時間帯、希望する言語、視聴に使う端末、視聴時間などのデータに基づいて、Netflix独自のアルゴリズム処理で機能する。
ホーム画面に最初に表示されるのは、これらのデータに基づくおすすめコンテンツだ。
Netflixは米CNBCなどに対し、これらの機能は米OpenAIによって提供されるが、会員のニーズに合わせてカスタマイズできるよう、モデルはNetflixのチームによってトレーニングされると語った。
モバイルアプリでは、生成AIによる新しい検索方法を提供する。まずはiOS版で、「何かおもしろくて楽しいものが見たい」というような自然なフレーズでコンテンツを検索できるようになる。
また、TikTokのようにコンテンツのクリップを縦に並べるフィードのテストを開始する。縦にスクロールしながら、おもしろそうなコンテンツをタップすれば、その場で視聴を開始したり、マイリストに追加したりできる。
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