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レールガンの“ちょっと先の姿”、防衛装備庁が公開 陸上での運用も検討中
幕張メッセで21日に開幕した「DSEI Japan」で、防衛装備庁が研究開発を進めている「レールガン」の模型を展示した。艦載型の他、陸上での運用も検討しているという。
5月21日に幕張メッセで開幕した国内唯一の防衛・セキュリティ展示会「DSEI Japan」で、防衛装備庁が研究開発を進めているレールガンの模型を展示した。実用化を想定した姿になっていた。
レールガンは、火薬ではなく電力を利用して加速させた弾丸を射出する砲。火薬を使用する砲に比べて速い初速と高い貫通力、長い射程といった特長がある。
担当者によると、弾の速度は音速の6倍(時速約7400km)から7倍(時速8600km)となり、弾丸が小さく高速なため探知や迎撃をされにくい点もメリットだという。
現在は実用化に向けた実験中で、その結果を基に実際の運用方法を検討する。今回のメインの展示は艦載を想定した2分の1スケールの模型で、4月に試験艦「あすか」に搭載したものに比べ、砲身はスリムに、また外装はステルス性を意識したものになっている。
防衛装備庁は、2023年に発射試験を実施して以降も速射性能や飛行安定性といった技術の確立を目指して研究開発を進めている。
また会場では、地上運用を想定した車載型レールガンのイメージ映像も流していた。艦載型の場合は艦艇から電源を供給できるが、地上設置の場合は「状況に応じて変わる」ため、そこも課題のようだ。
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